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2006年11月23日 (木)

...City Of Stars 〜 バリ島旅行記(その1)

この時期の恒例である海外旅行は3年目を数える。
先週の木曜から、インドネシアはバリ島へと3泊5日で行って来た。
今回も同僚のHちゃんと一緒にある暑い夏の日に計画を立てて
日程が近づくにつれ、顔を見合わせては口元がニヤつく毎日を過ごした。

帰ってくると冬がすぐそこにいて、今年もやっぱりそうだった。
顔に感じる空気の冷たさは、まるくなった背筋をびしっとさせる。
つい半日前までは、大きな太陽の下で溶けてしまいそうだったのに!

旅先に持っていく本は小さなガイドブックと、
「マリカのソファー」(吉本ばなな)、
「トム・ジョウンズ」(フィールディング)の1〜4巻。
不思議で且つ生き生きとしたストーリィたちは、この旅にまるでお似合いで
プールサイドでサマーベッドに横になって、のんびりと。
そしてちょっとドキドキしながら、読んだ。
いつのまにか眠りにおちて、タオルからはみ出てしまっていた
両足の甲が真っ黒に日焼けしてしまったことは、予想された範囲のことで?


●2006/11/16

旅立ちの朝は、いつも早起き。そして決まってよく晴れている。
Hちゃんとモーニングコールならぬ、モーニングメールをして
エイヤッ!と身体を起こした。時計を見ると5時半。
3時までだらだら起きていたので当然、眠い。
ただ今回は移動時間がとても長いので、それくらいが丁度良いのだ。
6時半の吉祥寺発、成田行きのリムジンバスに乗り込もうと
家を出発したがなななななななんと、電車に乗り遅れた…!
次の電車に乗ると到着するのが31分、少し待ってはもらえぬか
とバス会社に電話し「3分だけ」とありがたいお言葉をいただくも
電車が遅れ、間に合わず。ツメが甘い、とはこのこと!
まさかとは思いつつも、いつかやるだろうと思って(思われて)
いた事態が今、ここに…。はぁ…。

事実を受け止め、眠気も一気に引き、落ち着いて対策を考える。
ここは電車で行くよりも次の7時半のバスに乗るほうが
よさそうだとの結論を導き出し、バス会社にまた連絡してみる。
すると「かわいそうなので7時半にそのまま乗せてあげますよ。」
との神のお言葉。ありがたく次のバスに乗せていただき、
しかも渋滞もなく9時過ぎには搭乗手続きを済ますことができた。
空港で待つHちゃんは「想定内の範囲ですよ」と言ってくれつつも、
トホホ顔だったのは気のせいではないはず。でも、あー、間に合ってよかった!

コンチネンタル航空CO902便、グアム経由にてデンパサール空港へのフライト。
到着するのが夜の11時。長い機内のお供は、音楽でも本でも
おしゃべりでも睡眠でもなく、主に折り紙!
ジャパニーズトラディショナルクラフトワーク、オ・リ・ガ・ミ。
仕事の休憩時間にひそかに流行っているのが(およそ3名だけだけど)
この折り紙で、Nさんブログにあったあるサイトを見てから
すっかり折り紙のとりこになってしまったのだった。
社内にカメラや携帯電話を持ち込むことができないので、
わたしたちの作品を発表できる場が限られていることが残念だ。
書類棚の一部は、鍵をかけて折り紙がたくさん飾ってある。
この夏の終わりから、毎日かかさずに折っているのだから相当な数だ。
最近は、ペーパークラフトの組立てにまで手を出しているハメに。
YAMAHAのサイトにある、希少動物シリーズはたまらない!

Origami_kinai
57mm×57mmの小さな折り紙を携帯していった。
手裏剣ばっかり作って、並べて喜んだり…。

せっせと折鶴をこしらえたり、今までに折った作品を復習してみたり
しているうちにグアムへ到着。わたしは国際線では直行便しか乗ったことが
なかったのでトランジットは初体験。空港から出られない3時間は
折り紙を折っている7時間よりも、いくぶんか長く感じた。
上空から見るグアムの夜景はものすごく美しかった。
たくさんの街灯の灯りがオレンジ色にまあるく光っていて夢みたいな光景だった。
ちょうど太陽が昇る時刻ころに東側の待合室にいたので、
一日のはじまりをしっかりとこの目で確認することができた。
眩しい太陽に、今回のこの旅が幸先の良いものになると直感的に確信した。

そこからインドネシアはバリ島のデンパサール空港までおよそ3時間。
軽い夕食をとって、ここからはじまる旅のことを少しだけ話して眠った。
途中、ホットコーヒーを頼んだのだけど、なぜかわたしの熱いカップには
ストローがささっていた。Hちゃんのほうにはささっておらず、わたしだけ…。
しかも乗り継ぎ前、乗り継ぎ後、どちらの機内においても、だ。
ホットコーヒー(ブラック)をストローで飲め、というストレートな要求として
受け取るのも舌をヤケドするのが目に見えていたので、そっと脇に置いた。
果たしてなんのメッセージだったんだろうか?
「アキちゃん、いつもこういう役だよね!」そう、そうなんだよねー。

Jetsons_plane
機内のビデオ放映、アニメチャンネルでは大好きな
宇宙家族ジェットソンズが!エルローイ!ここで会えるとはね?

Coffee_straw
ホットのブラックコーヒーにストロー、これで飲めと。
マドラー代わりかとも思われたのだけど、
わたしの横の人のはストローなんて挿さってない、挿さってない。

そうこうゲラゲラと笑っているうちに、デンパサール空港へと到着。
空港内へ足を踏み入れた瞬間のにおいは、非常にスパイシー!
「韓国の空港はキムチのにおいがしたよ」という誰かの言葉を思い出す。
嗅覚の記憶は心の奥底(または脳みその深いところ?)でしっかりと根付くものだ。
じめっとしたまとわりつくような空気の感じと、独特の香り。
その時に目に飛び込んできた街灯とぼろぼろのコンクリート、朱色の屋根、
出迎えてくれたかわいらしい石像たちの記憶とばっちり結びついたんだろう。
たくさんのポーターさん(ぼったくりだと聞いておいてよかったよ!)に囲まれて
半日ぶりのトランクに再会した頃にはもう、その空気の感じには馴れてしまっていた。
はじめて来たはずなのに、なんとなく「あ、ただいま」と思ったのはなんでだろう。

旅行会社のライトバンに乗り込んで、クタというバリ島の南部に位置する街の
ホテルに移動した。北のレギャンという街に延びる目抜き通りを走って
狭い道にいくつか入りホテルへと到着。暗くてよく分からなかったけれど、
激安だったわりに、ぜんぜん悪くない外観!と好印象だった。少しほっとした。
周辺は小さな雑貨屋やレストラン、果物などを売る屋台や、あとはよくわからない
お店がたくさん連なっている。ベンチに男の人たちがニヤニヤしながら座っている。
道は狭くアスファルトはガタガタしている。バイクと車の交通量が多く、
そこら中にいる野良犬や野良猫、野良にわとり(どれも野良かどうかはわかんないネ)は
よく轢かれないなあ!と、まず感心した異国の文化はそこだった。
車の中でガイドの方が、夜は女性だけで外に出ない方が無難、ということと
両替は絶対にホテルで行って下さい、ということを強く忠告してくれた。
オーケー、オーケー。

チェックインを済ませ、ホテル内を散策することにした。
日本人が多いのかと思っていたら、どうやら欧米の方と思われる白人が多い。
帰って来て調べたら、クタのビーチはサーファーのメッカであり、
物価も安いことなどから、世界中のバックパッカーたちが一年中集うのだそうな。
確かにホテルのロビーにはサーフボードがたくさん置かれていた。
中庭に、古いけれどきちんと掃除がされていてキレイな、感じの良いプールがある。
夜中にも関わらず泳ぐ人たち。ペーパーバックを顔に乗せて寝ている人。
オープンカフェになったレストランの、大きなスクリーンをじいっと見入る人。
前、右、後ろ、左、前、そして上をゆっくりと見上げたら星がたくさん出ていて、
遠くから知らない音楽が聴こえてきて、胸がワクワク、膝がムズムズ!
部屋に戻ってシャワーを浴び、ゆったりとしたベッドで大の字で就寝した。
夢なんか見ないで明日のためにぐっすり眠ろう、と意気込むまでもなく。

Hotel_11
おやすみなさい。
(ところでホテルってどうしてこうも暗いのかしら!)

つづく。
ああ、大長編の予感。

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コメント

大長編、楽しみにしています。
名ずけて「ドラえもんのび太のバリ島旅行記」。
思ったよりも締まりのあるタイトルになりました。

それにしても折り紙からペーパークラフトにまで進化していたとは!
希少動物シリーズを見ていたら自分でも目がハートになる瞬間がわかりました。
普段作られている作品も是非見てみたいのに叶わない夢だなんて残念でなりません。
情報セキュリティなんてなくなってしまえ!

投稿: ナカノ | 2006年11月24日 (金) 00:24

>> ナカノ氏

「ドラえもんのび太のバリ島旅行記」って、
濃縮還元ナシのそのままのストレートっぷりが気に入りました。
ぜひ採用させて下さい。未来でも宇宙でも海底でもなく、ふつうにバリ島旅行なんでしょ!

紙立体を作り上げる日課は、お昼を食べてから残りの
10分で黙々と作業をしております。
カッターで切り抜きする工程は思ったよりも時間がかかり、
いくつか切り抜くと早く組み立てたい衝動にかられます。
でも焦るとキレイにできない罠…。集中力が高められる効果があると思います。
今度必ず、折り紙を廊下まで持ち出して(もしくはトイレ)
撮影会をします。自由奔放に作っており、本当に大したものではないのですが、
発表したくてムズムズしちゃう!

投稿: アッキー | 2006年11月25日 (土) 12:02

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